■運用成績(2008年開始)
・2008年1月 +335
・2008年2月 +615
・2008年3月 -410
・2008年4月 +10
・2008年5月 +1130
・2008年6月 +480
・2008年7月 +685
・2008年8月 +185
・2008年9月 +1070
・2008年10月 -165
10月まで合計 +3935
寄引+OverNight [2枚運用]
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はじめまして!
一昨年からシステムトレードに目覚め、2008年から日経225 miniを始めました。同じ志の方、一緒に頑張りましょう。
運用中のシステムはスペックはこんな感じです。
システム名:Sys-T-4
(寄引+オーバーナイト)
バックテスト結果:Large 2枚
(手数料・スリッページ無し)
1995年 +9335
1996年 +9650
1997年 +10540
1998年 +9195
1999年 +13765
2000年 +3690
2001年 +9865
2002年 +7755
2003年 +5795
2004年 +7540
2005年 +5590
2006年 +11950
2007年 +7085
トータル損益 +111755
年平均損益 +8596
最大ドローダウン -3520
平均勝率 54%
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
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先日面白い結果が出た、と言っていた資産管理について書きます。
「どのタイミングで枚数を追加したら効率的か?」
ということに関して調べてみました。
■サンプルシステムトレード:
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※ Oops + レンジブレイクアウトシステム
(無料システムで以前紹介したもの)
平均年間利益 約2000円 (1枚あたり)
最大ドローダウン 約1500円 (1枚あたり)
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これをモデルに検証してみました。
まず、必要な資金を計算します。
■最低限必要な証拠金
1枚の運用に必要な証拠金: 10万円
最大ドローダウン x 2: 30万円
10万円+30万円=40万円
※証拠金は日経平均の変動により変化が出ますがここでは大まかな検証とします。
開始資金は40万円とし、最初は1枚の運用とします。
次にどのタイミングで枚数を追加するか?について考えます。
ありそうな候補として、以下を考えてみました。
■枚数追加のタイミング
・案1: 証拠金分の利益が出たらすぐ追加。(10万円増えたら1枚追加)
・案2: 証拠金分+数回分のドローダウン分が増えたら(15万円増えたら1枚追加)
・案3: 証拠金分+MAXドローダウン分が増えたら(40万円増えたら1枚追加)
1枚追加後にドローダウンが発生し、証拠金分のお金が足りなくなった場合は
動的に枚数を減らします。これらを一定期間で検証してみました。
例: 動的な枚数の管理
■結果
・2000-2001の2年
(案1:10万円で追加)
計:約700万
(案2:15万円で追加)
計:約230万
(案3:40万円で追加)
計:約70万
驚くほどパフォーマンスの差が出ましたね。
40万の時点での追加と10万での追加は10倍以上の差があります。
では、もう少し最近で、期間を長めに検証してみます。
・2005年-2007年の3年
(案1:10万円で追加)
(案2:15万円で追加)
(案3:40万円で追加)
案1では、3年で40万が1000万になっています。
実際は税金や手数料があるため、計算どおりの利益にはなりませんが、
追加のタイミングが早い方が有利であることは確かです。
2002-2004の期間においても、
10万円で追加が最も良いパフォーマンスとなりました。
また、最初の1枚の追加までは、結構期間がかかります。
1枚で10万稼ぐには時間がかかるためです。
参考までに、3枚から始めた場合(60万開始)のパフォーマンスを検証しました。
3年で60万が4000万になっていますね。
年率+100%どころではありません。
■まとめと考察
今回のシステムは一般的に運用されているシステムに比べ、
あまり収益性の良くないものを使いましたが、枚数管理を調整することで、
驚くべきパフォーマンスが得られることがわかりました。
非常に重要なのは、1回のトレードで発生する1枚あたりのドローダウンを考慮することです。
もし、1日で発生するドローダウンが証拠金の10万円を超える場合、(日経が1000円下落)
案1のトレードでは、一瞬で破綻します。
つまり、オーバーナイトなどを入れたシステムであれば、
損益の予測が不明になり、1日のドローダウンを大きめにとる必要があります。
その場合、枚数の追加が遅くなります。
よって、1回のトレードにおけるドローダウンを小さくし、リスクに耐えうる範囲に設定し、
いかに早く枚数を追加できるか?を調整することが大切になります。
1枚だけの年間利益率を微調整するまえに、
このような運用も考えるとよいのかもしれませんね。(書くの疲れた~(笑))